GitリポジトリサーバーGitea

社内インフラ

弊社サーバーOSをCoreOS Container LinuxからFedora CoreOSへ移行する際にGitリポジトリサーバーGitLabを何度か立ち上げ直していた時に、その起動の遅さ(2~3分)が目立ちました。

そこで、他に軽いGitリポジトリサーバーがないかを調べていたところGiteaの存在を見つけ試験導入することにしました。

Fedora CoreOSへのPodman(Docker)コンテナ導入からSystemdによるサービス起動、ウェブサーバーNginxとの連携等についての詳細は弊社公開Wikiページを参照していただくとして、試験導入してGitLabとの比較も含め気づいた点を記しておきます。

  1. ユーザー(メンバー)が公開されてしまう
    Web GUIページでは『エクスプローラー』→『ユーザー』でユーザーの一覧が表示されます。
    社内に閉じたリポジトリサーバーとして運用していますので、ユーザー(メンバー)は非公開にしておきたいものです。
    リポジトリサーバー全体をDigest認証することにして回避することにしました。
    Digest認証でIDとパスワードを入れる手間が増えるのですが、Web GUI自体の使用頻度が少ないため許容範囲だと判断しています。
  1. リポジトリのグループ(組織)管理が一階層のみ
    リポジトリ(プロジェクト)をまとめるGitLabのグループと同じような仕組みがGiteaでは組織になるのですが、一階層に限定されています。
    運用の方法の問題ですから、一階層であればそれに応じた管理運用にすればいいだけですし、gitのURLに大きな差はありません。
    例)
    GitLab … ProgressLLC/VPS/ConoHa/fedora-coreos.git
    Gitea … progressllc/vps-conoha-fedora-coreos.git
  1. メモリ使用量が格段に小さい
    下記がpodman statsでの表示になります。
    GitLab … 1.168GB
    Gitea … 74.55MB
    10分の1以下になっています。

弊社におけるGitリポジトリサーバーはソースコード管理程度の使い方ですので、Giteaの軽量さは大きな魅力です。

GitLabからGiteaへの移行を決めることにしました。

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