弊社では人事労務freeeで給与計算を行い、会計freeeへ連携しているのですが、どうも経理業務を理解していないと思われることがあります。
その1として、今年の8月に発生した事例を紹介します。
弊社では給与計算時に控除(いわゆる天引き)している費目がいくつかあります。
例えば、 Ticket Restaurant Touchによる食事補助の個人負担分(3,780円)やiDeCo+(中小事業主掛金納付制度)の従業員分掛金、社内旅行積立金などになります。
7月の控除分までは、費目別に
給与 / 立替金(食事補助) 3,780
給与 / 立替金(iDeco+) 10,000
給与 / 立替金(旅行積立金) 1,000
と別行で会計freeeへ仕訳連携されていました。
経理業務の手間としては、旅行積立金を立替金から預り金へ変更する程度でした。
ところが、8月から
給与 / 立替金(食事補助) 14,780
と1行にまとめられてしまったのです。
経理としては、立替金の管理を行う関係でまとめられた1行を人事労務freeeの給与明細等を参照して費目ごとに分解するという、かなり手間のかかる業務を強いられてしまうことになりました。
freeeは知識がなくても誰でも簡単に経理や給与事務ができることを謳っています。
そうであるからこそ、システムを作る(提供する)側は業務の知識をより要求されるのではないでしょうか?
弊社は会計系業務のシステム構築コンサルタントとデータベース管理のエンジニアにより設立され、エンジニアとしての高度な知識を有していますが、業務を理解した上で業務を効率化させることに最優先にシステムに関する提案を行っています。
その経験から業務を理解していないと断言できる事例といえるでしょう。
【追記】
9月分給与からまた元の費目別に行が別れるようになりました。
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